園長あいさつ
現代日本語における「福祉」は、高齢者や障害のある人、子ども、生活困窮者などが人間としての尊厳を保ちながら生活できるよう、社会全体で支えることを意味します。しかし、語源を辿っていくとそれはもっと広義であり、「全ての人のより良く生きる状態」を指す言葉であったとされています。そう考えると、本来あるべき福祉施設の姿は、利用者はもちろんのこと、ご家族、関係各所、連携機関、そこで働くスタッフ等々、関わる全ての人々に対して満足を与えられる存在と言えるのかもしれません。
東京都東村山福祉園は、都が昭和47年度に設置した福祉型障害児入所施設です。平成11年度からは、社会福祉法人東京都社会福祉事業団が運営を委託され、現在に至っています。
都立施設改革の一環としての、障害児施設1か所と障害者施設2か所への3分割と併せ、施設老朽化に伴う建替えを経て、現在の建物での運営を開始したのが令和5年6月。数年が経過し、相応に町の風景に溶け込めているのではないかという思いがございますが、それもひとえに近隣をはじめとする地域の方々や、あたたかい目で見守ってくださる多くの皆様のご理解によるものであると感謝を申し上げるとともに、児童の成長にとってより良い環境を創り上げていくためにも、引き続きのご協力を賜れれば幸いです。
今後も、発達支援や重度の自閉症、強度行動障害の状態にある児童の療育に注力するとともに、児童の人権を守り、安全で安心できる生活を提供すること。そして、関わる全ての人々に幸せをもたらすことができる東村山福祉園であり続けるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
東京都東村山福祉園 園長 西澤 巧

