
勤務先:七生福祉園
職種:福祉(チーフ)
経歴:2017年4月入職
入職動機
母親がダンス教室を運営していて、教室内の託児所に預けられた幼児と遊ぶうちに、子どもと触れ合うのが好きになった。大学で児童心理を学び、ボランティアで障害者施設を訪れたのがきっかけで現在のような仕事を志す。

懸命に走り続けた新人時代。振り返ると成長が実感できる。

入職7年目。知的障害を持った子どもたちの生活支援を続けてきましたが、振り返ると新人時代と今とでは対応が違うことに気づきます。例えば、壁や床にいたずら書きをする子どもに、入ったばかりの頃は真剣に叱らなければならないと判断していました。今なら子どもの何かを描きたい衝動を察知して、紙を渡して自由に表現するサポートをし、さらに描いた絵を褒めるでしょう。そうすれば子どもは紙に描くことを覚え、自然にいたずら書きをしなくなります。子どもたちが育つように、私も現在のチーフ職に至るまで一歩一歩成長してきたのです。
児童寮の運営に正解はない。すべてを把握し方向を示していく。

現在は10歳から18歳の子ども21人を、9人の職員が交代でケアし、毎日いろんな職務をこなしています。子どもたちの生活支援から、多感な時期ゆえの心のケア、保護者からの問い合わせへの応対、寮の運営に関する事務作業など、多岐にわたります。その時々で迅速な判断が求められますが、職員一人が背負えない内容となったら、みんなで相談します。いろんな意見が出ますが、みんな子どもたちのことを想っての発言。どれが正解だと決めつけられません。そこでチーフは寮の方向性を示します。職員みんなをまとめる大切な役目を担っているのです。
バンド活動でドラムを担当。うまく仕事と両立させています。

以前から女子3人で、フィフティーズのロックンロールバンドを組んでいます。担当はドラム。ファンの待つ地方でもライブコンサートを開きますが、当事業団は寮内の仲間で調整すれば休みが取りやすくて助かっています。