
勤務先:片瀬学園
職種:福祉(一般職員)
経歴:2024年4月入職
入職動機
仙台の大学の総合福祉学部に在籍中、首都圏で働きたいと考えていたこともあり、東京都社会福祉事業団出身の大学教授の紹介で事業団と出会う。内定後施設見学を重ね、魅力を感じた児童養護施設とめぐり逢い、希望施設への配属が叶った。入職後社会福祉士の資格を取得し、念願の福祉職としてスタートをきることができた。

夜中に泣く子どもの心情を、自分ごととして捉える必要に気づく。

入職当初は自分の未熟さに肩を落とすばかりでした。夜勤の時に利用者の思春期の女の子が、過去のトラウマを思い出して夜中に泣き出すことが度々ありました。私は「大丈夫よ」と声をかけるしかできません。そして、その意図を十分に伝えることが難しく、感情を落ち着かせることができなかったのです。私は自分のこととして考えていない姿勢を反省し、一緒に同じ気持ちを意識して会話していくと、彼女は徐々に落ち着いて話をしてくれるようになりました。
そして先輩から「彼女はあなたを信頼してくれてるよ」と聞いた時、自分がこの仕事の第一歩をようやく踏み出せたと感じたのです。
社会人は独りで何でもすると誤解 ここには必ず助けてくれる仲間がいる。

この施設に入所している子どもたちにはいろんな背景があります。それぞれに合った対応は簡単ではありません。でも、ここには心強い仲間がたくさんいます。親身に指導してくれるチューターの先輩以外にも、周囲の先輩方全員が1年目の私を見守ってくれるのを感じます。片瀬学園に同時配属された同期9人の存在も大きいですね。定期的に話をして励まし合っています。他の施設の同期ともLINEでやりとりしています。そうして毎日の仕事を前向きにより良くしようと奮闘していたら、いつしか子どもたちと自然に打ち解けている自分に気づきました。
地元カフェの常連さんとおしゃべり。湘南の海に沈む夕陽も最高です。

施設のある片瀬や近辺の江ノ島、藤沢には居心地の良いカフェが多く、休日になると足を運んでリラックスしています。店主や常連の方とも打ち解けて、おしゃべりが弾んでいます。早番の後には近くの海岸に出て散歩します。夕陽がとても綺麗で最高の場所です。